骨粗鬆症

ここでは、骨粗鬆症の原因や、骨粗鬆症によって起こる腰痛の原因、それらの治療法や予防法を紹介します。

骨粗鬆症によっておこる腰痛とは?

骨粗鬆症によりもろくなった骨が、加重に耐えられずに潰れてしまい(圧迫骨折)、多くの場合突然痛みに襲われます。尻もちをつく、重い物を持つなど、きっかけがはっきり分かる場合もありますが、気づかないうちに骨折している場合もあります。特徴として、寝ている姿勢から起き上がろうとしたときに痛みが走る体動時腰痛があげられます。

その原因

骨粗鬆症の発症は、男性よりも女性、特に中年以降の女性に多くみられます。これには、老化や、骨形成を助ける女性ホルモンが閉経によって減少することが深く関係しているとされています。

骨は、壊しては作られる、を毎日繰り返しています。このバランスが崩れ、作られる骨より壊して吸収される骨の方が多くなることで、骨粗鬆症は起こります。骨を作るのに欠かせないカルシウムの吸収率が、加齢とともに減っていくためです。無理なダイエットも、カルシウム不足を招きます。加工食品の多い食事や塩分の摂りすぎも、リスクを高めます。加工食品に多く含まれるリンは、骨からカルシウムを溶け出しやすくし、塩分は、カルシウムを排出しやすくするからです。

その治療法

骨粗鬆症そのものの治療は、薬物療法が中心です。骨が壊されて吸収されるのを抑制する薬や、形成を促す薬、またカルシウム製剤などです。並行して、食事療法や運動療法も取り入れられます。

圧迫骨折が原因の腰痛の治療には、保存療法と手術療法とがあります。

  • 保存療法…コルセットやギプスを装着して安静を保ち、患部を固定します。痛みには消炎鎮痛薬を使用し、ひどいようであれば神経ブロックを行うこともあります。

  • 手術療法…保存療法で効果がない場合や、しびれや麻痺が起こってしまった場合には、手術が行われることがあります。

保存療法を行い、症状が落ちついてきたら、徐々にリハビリを行います。

手術は、医療用セメントを用いた体に負担の少ない方法が一般的です。これは皮膚から針を刺し、潰れてしまった骨にセメントを注入するもので、セメントはすぐに固まって、本物の骨と変わらない強度を保つことができます。長期の安静は必要なく、痛みもすぐにとれるとされています。

悪化予防のために・・・

骨粗鬆症は、普段からの予防が大切です。加齢とともに骨がもろくなるのは仕方のないことですが、食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係してきます。それらに気を配ることが、骨粗鬆症の予防へとつながります。丈夫な骨を維持するのに必要な栄養素として、カルシウムやマグネシウム、ビタミンDやタンパク質などがあげられます。バランスのいい食事を心がけ、塩分の多いものや、加工食品の摂りすぎには注意が必要です。

また骨は、負荷がかかるほど骨をつくる細胞が活発になり、強くなります。ウォーキングやジョギングなど、日常生活の中にできるだけ運動を取り入れましょう。筋力トレーニングも、骨に直接刺激を与えるため効果的です。

 
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