慢性腰痛症

慢性腰痛症にはどうしてなるのか。その改善方法や、慢性化させないためにするべきことなどを紹介しています。

慢性腰痛になってしまったら

腰痛は、日本人が訴える症状として男性では第1位、女性は肩こりに次いで第2位となっています(厚生労働省の平成25年国民生活基礎調査)。腰の痛みがおおよそ3ヶ月以上続く場合が、慢性腰痛とされます。ぎっくり腰などの急性腰痛は、適切な処置を行えばほとんどの場合短期間で治りますが、慢性腰痛は完治しにくいのが特徴です。痛みの出方はさまざまで、ズキズキ、ジンジンしたり、ジーンと腰の奥に響くような痛みであったりします。

腰が重く鈍い感じがダラダラと長く続いたり、痛みが治まったりまた悪くなったりを繰り返したりして、治療をしても、よくなるのはそのときだけということもよくあります。朝起きると痛い、夕方になると痛くなる、など、痛みの出る時間も人それぞれで、寝返りを打つときに痛む、中腰になると痛いといったように、特定の姿勢をとることで痛みが出る場合もあります。

何がきっかけで痛みが出始めたのか分からず、いつの間にか腰痛になっていたというケースがほとんどですが、急性の腰痛をこじらせて慢性へと移行してしまうこともあります。

慢性腰痛の原因として考えられるもの

腰痛の原因ではっきりと特定できるものは、全体の15%ほどと言われます。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった神経の障害によるもの、また内臓疾患からくるものや、脊椎への細菌の感染、腫瘍によるもの、背骨の骨折などです。それらを除いたおよそ85%は、原因が明らかにできないとされています。

つまり、腰痛のほとんどが原因不明で、加齢や、日常生活でのさまざまな要因が絡み合って引き起こされていると考えられます。

第一には、腰に負担がかかる姿勢や動作があげられます。重いものを扱うことが多い仕事や、デスクワークや運転手など、長く同じ姿勢を続ける仕事の人はなりやすいと言われます。特に座っていることが多い人は、筋力の低下も要因のひとつです。外反母趾や浮き指などで足裏が不安定な人は、足先が外側に向いてしまうような歩き方になり、股関節や骨盤、腰椎に歪みを起こしてしまいます。それにより加わる衝撃が大きくなることも、腰痛の原因となります。

現代はストレス社会と言われますが、まさにそのストレスが腰痛にも大きくかかわっていることが近年の研究結果から分かってきました。原因不明の腰痛の約3分の2に、ストレスや鬱など、心理的要因が影響していると言われ、こういった腰痛は、心因性腰痛症と呼ばれます。心理的要因の影響が大きいほど、原因不明の腰痛と診断されることが多く、慢性化する確率が高まったり、痛みが強くなったりする傾向があるとされます。

慢性腰痛を改善するためには

楽だからといって猫背になったり、ソファにだらりと腰掛けたりする姿勢は、実は腰に負担をかけています。作業に集中するあまり、気が付けば何時間も同じ姿勢をとっていたということがありますが、立ちっぱなしや座りっぱなしは腰痛の大敵です。

筋肉へ大きな負担がかかると同時に、血流も悪くなってしまいます。意識してストレッチや軽い運動を取り入れるようにすると、腰痛の予防にもなり、頭もすっきりして作業効率も上がります。ウォーキングやラジオ体操も効果的です。そして体をしっかり支えるためには、筋力の強化も欠かせません。スクワットは、下半身の筋肉を効率的に鍛えることが出来るので、取り入れるのもおすすめです。

ただ、筋力トレーニングをやみくもにやればいいというわけではなく、やり方によっては効果が出ない場合や、かえって悪化させてしまうこともあります。専門家の意見を聞き、それぞれに合ったやり方を取り入れるのがベストです。

ストレスや不安、鬱などが、腰痛を引き起こすことに大きく関わっていることも分かっています。検査をしても異常がないのに痛い、適切な治療を受けたのに痛みが治まらないなどといった現象は、もしかしたら心理的要因が影響しているかもしれません。たとえば、かがむと痛くなると思い込んでしまうと、実際は痛みがないにもかかわらず、痛みを感じるというものです。こういった腰痛の場合は、心理的アプローチが有効であるとされます。

必要な栄養の摂取

腰痛を改善するには、意識して姿勢をよくする、同じ姿勢を取り続けない、運動を取り入れるなどといった、生活習慣の見直しが大切です。そしてその一環として、腰痛にいいとされる栄養素を取り入れることも考えましょう。

効果的な成分としては、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、ヒアルロン酸などがあげられます。バランスのよい食事を心がけることが第一ですが、食事だけでは、これらの成分を十分に取り入れるのは難しいのが現実です。

そこで、必要な栄養を手軽に摂れるサプリを取り入れるのがおすすめです。サプリは薬ではないので劇的な効果が望めるものではありませんが、不足している成分を補うことで症状の回復を助け、予防へとつなげることができます。

 
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